2013年12月19日木曜日

竹行灯

竹の文字抜きを始めたころから、ずっと作ろうと思っていたのが「蟹満寺」

自分が檀家でもあり、また昨年から大晦日に万灯会を始められたことから
ぜひ奉納したいと考えていたのですが、この蟹の文字の難易度が高く、とても切り抜ける自信がなく先送りになってました。
しかし気がつけば12月‥ようやく作る決心がつきました。

やはりムチャクチャ難しかったですが、なんとか完成しました!
ご住職、喜んでくれるかなぁ

2013年12月13日金曜日

燻し竹

NPOを通じての依頼で、内装用に細い竹を燻しています。

これを大工さんが切りそろえ、天井や外壁に並べて貼り付けされます。
「いぶし銀」ならぬ「燻しblack!」
かなり良い雰囲気になるのでは…

機会があれば施工の様子も紹介したいです。

‥まだ数千本燻さないとorz

2013年12月2日月曜日

長刀鉾辻回しの竹

日本三大祭りである「祇園祭」
その中でも必ず1番に巡行する「長刀鉾」は特に有名です。
その巡行中鉾の方向を変える「辻回し」では、車輪の下に竹を敷いています。

昨年からこの「長刀鉾で使った辻回しの竹」を竹炭にさせていただいています。
そして今年度も引き続きご依頼をいただきました。
工程を紹介させていただきます。

車輪に踏まれて割れたもの以外を炭にします。

炭窯に入れるため1mに切りそろえ束にします。

竹質を安定させるため、燻し加工をして含水率を調整します。
 
炭焼きのクライマックス、錬らし!
一気に温度を上げ焼き締めをします。


できた竹炭をカットして完成です。

これは昨年度の竹炭。
祇園祭当日、限定販売されていました。
レアもの!


京都で仕事をしている上で、祇園祭しかも長刀鉾に関われるとは大変光栄で嬉しい限りです。
長刀鉾保存会さま、今後もよろしくお願いいたします。